粘り強い交渉で賠償額の大幅な増額を勝ち取りました
- CASE675
- 2021年02月17日更新
業務内容
Aさんは、建物の解体工事現場において、地下部分の周辺に手すりの設置作業を行なっていました。
災害の状況
Aさんは、誤って地下部分に落下し、心臓挫傷により亡くなりました。
相談内容
Aさんの相続人の方がご相談にご来所され、勤め先事業者ないし元請事業者に損害賠償を請求することをご希望され、ベリーベストにご依頼されました。
ベリーベストの対応とその結果
当初、事業者は、安全帯を装着するよう指示をしていたにもかかわらずAさんが安全帯を装着していなかったことが原因であり、事業者に過失がないことなどを理由に、賠償義務を否定していました。
そこで、事故当時の現場写真、労働安全衛生規則などの関係法令、過去の裁判例を調査して詳細に検討し、安全帯を取り付けるための設備を設置する必要があるにもかかわらず、事故現場には設置されていなかった可能性があること、仮にAさんが安全帯を装着していなかったとしても、事業者にはその場で安全帯を装着の徹底を指示する義務があるのにそれを怠っていることを主張しました。
このような主張により、事業者も訴訟に移行することを嫌ったのか、最終的に1500万円の支払を得ることができました。
全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)